寒い季節には鍋料理が美味しくなる。
また食材もいろいろと美味しいものが獲れる季節である。 海の魚は身に脂がのってくるので旨みが増す。 たら、ふぐ、カワハギ、アンコウ、クエが鍋では重宝される。 中でもふぐはさっぱりしていて旨みがダシに出るので、 しめの雑炊が格別に美味しい。 海のものでは、牡蠣が身も大きくなって食べごろの時期である。 海のミルクといわれる牡蠣は栄養満点で滋養食品なのだ。 そして忘れてならないのがズワイガニだろう。 この赤い甲羅の生き物は冬の味覚の王様かもしれない。 足は硬い甲羅の中から出てくる上品な甘い身が詰まっている。 そして濃厚な味わいのミソは日本酒の友に最適である。 いろいろな食材を入れて楽しむちゃんこ鍋も捨てがたいが、 辛い唐辛子が体を温めてくれるキムチ鍋は一番人気だそうだ。 関東や北九州で多いもつ鍋は、関西では少数派である。 若い頃はすき焼きが一番であったが、歳を重ねた今では味が濃すぎる。 さっぱりポン酢でいただく鍋が口に合っている。 こたつで家族が一つの鍋をつついている風景は、 一家団欒の風物詩ではないだろうか。 #
by jiroru07
| 2009-12-11 11:20
| 季節ごとの言葉
兵庫県では毎年11月6日にズワイガニ漁が解禁になる。
兵庫県だけではなくて山陰から北陸にかけて一斉に解禁となる。 この地方ではズワイガニといわずにブランド名をつけいる。 松葉ガニ、越前ガニは全国でも名前が通っている名称だと思う。 また兵庫県では、間人蟹(たいざがに)というブランドがある。 これは間人港に水揚げされる蟹に付けられるブランドで、 城之崎に近いこともあり、城之崎温泉で高級蟹といえば間人蟹になる。 なぜ山陰から北陸にかけて獲れる蟹がブランドになっているのか。 それはこの地域の海底に秘密がある。 日本海では北陸より北に位置する新潟や北海道でもズワイガニは収穫される。 しかし蟹の味は少し違うのである。 その理由は食べている餌に原因があるといわれている。 山陰から北陸までの日本海の海底は細かい泥のようになっている。 この良質の泥の中には多くのプランクトンなどの生物が棲んでいる。 そして味の良いズワイガニを育てているのである。 豊富な餌を食べて育ったズワイガニの身は甘く美味である。 また蟹味噌もたくさん入ることになる。 だからこそ鍋で食べるのはもったいないと思う。 茹でて丸ごと一匹豪快に食べるもよし、半分を生で食し半分を焼き蟹で食べるもよし。 存分に楽しめる蟹は季節の味の王様だろう。 #
by jiroru07
| 2009-11-25 09:45
| 季節ごとの言葉
大阪名物岩おこしを調べる機会があったので、
ネットサーフィンしてみたのである。 もともとは粟おこしという名称で作られていたものが 少し製法を変えて、より固くなったものが岩おこしという。 その名前の通りで岩のように固いからだそうだ。 それほど固いと食べることが出来ないが・・・ つまり普通のものは粟おこしといい。 原料を細かく粉砕したために固く出来たものが岩おこしである。 原料自体は全く同じものを使って作っているのだ。 この粟おこしが東京へいくと雷おこしというものがある。 この際に「おこし」という和菓子を材料別にまとめてみた。 岩おこし 米、シロップ、生姜、ゴマ 雷おこし 米、水あめ、砂糖、落花生 ゆたかおろし 大豆、もち米 その他にも地域によっていろいろなおこしがあると思う。 #
by jiroru07
| 2009-11-13 14:28
| 季節ごとの言葉
紙袋を作る会社で商業印刷株式会社がある。
紙袋など印刷がある紙加工品は印刷業が扱う製品だと思うが、 実は一般の印刷会社では紙袋を作っていないのである。 印刷会社のポピュラーな製品といえば、ポスター、チラシ、名刺、伝票、封筒など。 印刷してから断裁するだけで製品になるものや封筒のように製品に刷り込み印刷するもの。 そして伝票・帳票のように断裁して糊付け製本するものである。 カタログやパンフレットのようにページが多いものは製本の機械加工が必要になってくる。 その場合は製本会社の出番がやってくるのだ。 ここで紙袋に話題を戻してみる。 紙袋は製品としての工程では印刷は全体の5分の1くらいにしかならない。 折りたたんで糊付けしてヒモを付ける工程が全体の半分以上を占めるのである。 そうすると紙袋加工会社がメインになっても良いようなものであるが、 顧客の窓口が印刷会社になってしまうので、紙袋加工は印刷業の下請けに回るのである。 しかし印刷会社で紙袋を多く扱う会社は少ないのが実情で、 そのために紙袋の加工に関するノウハウを持っていない。 加工は加工会社にまかせっきりになっていることが現実である。 紙袋の加工を知らない印刷会社と顧客と直接打ち合わせすることがない紙袋加工会社。 良い製品が生まれることが少ないわけである。 そこで紹介するのが、冒頭の商業印刷株式会社である。 紙袋を販売して30年の歴史があり、現在も大手ファストフードの紙袋製造に 関わっている実績の確かな会社である。 どのような業界にも専門に特化した企業がある。 その分野のエキスパートとしてがんばって貢献しているのである。 #
by jiroru07
| 2009-11-05 14:45
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旧暦の8月15日の満月を中秋の名月という。
この日を15夜ともいい、今年は10月3日にあたる。 中国では中秋節として盛大に祝う行事となっている。 こういうと難しいことのようであるが、簡単にいえば月見のことである。 夜空にひときわ大きく輝く星は月でありその大きさと明るさは群を抜いている。 現代では電気を使った灯りで夜も明るい環境を作っている。 しかし蝋燭しかない昔は月が灯りになっていたのである。 この月は夜の明かりだけでなく、人間と密接に関わっている。 月の引力は地球のあらゆる生命に大きく関係しているのである。 月の引力により、海の満潮、干潮が起きる。 この海の干満の変化により豊かな生命が育まれている。 この海で誕生して進化していった生物の種のひとつが人間へと繋がっている。 満潮のときに出産が多くあり、干潮のときに亡くなる人が多いという研究結果もある。 満月のときの傷は治りにくい、新月のときは治るのが早いので、 手術は満月のときを避けるという事例も研究されている。 話しを元に戻すと、15夜の月は、太陽と月の角度が調度地球に光を 最適に届ける角度になるという。 それで1年で最も綺麗な月が見れるわけです。 忙しい毎日の中にあって、たまにはゆっくりとした時間を過ごすのも悪くない。 #
by jiroru07
| 2009-09-28 11:15
| 季節ごとの言葉
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